>From: hourin@ics.osaka-u.ac.jp (Hourin Hiroyuki) Newsgroups: fj.jokes Subject: Sotsuron ha mahjong da! Message-ID: Date: 10 Feb 92 20:43:06 GMT Sender: news@icspub.ics.osaka-u.ac.jp Distribution: fj Organization: Dept. of Information and Computer Sciences, Osaka Univ., JAPAN Lines: 57 大阪大学の法林です。 「卒論は、麻雀だぁ!」 [Part 1] 配牌と役作り 卒論のテーマというのは、麻雀でいう配牌みたいなものです。同じ配牌は二 つと見られないと言われるように、卒論のテーマもまた千差万別です。普通は、 天(指導教官)から降ってきた配牌に従って卒論を進めていくわけですが、中 には配牌に関係なく自分の意志でテーマを決め、それに向かって進んで行くと いう人もいます。しかし、これは打ち手にある程度の実力がないとなかなか完 成しないものです。 卒論も麻雀と同様、上がるためには何らかの手役(結果)が必要です。ただ ダラダラと文章を並べただけでは上がれません。では、その手役はどうやって 作るかというと、これがまた人それぞれです。もちろん、自分のツモによって 何らかの結果を作り、面前で上がるというのが望ましいとされているわけです が、対面の指導教官から役牌をポンして手役にするというパターンもよく見か けます。 [Part 2] 締切が迫って来るぅ! 麻雀も一定期間内(流局まで)に上がる必要があるように、卒論にも締切と いうのがあります。で、締切が目前に迫ってくると、なんとか上がりにこぎつ けようと皆必死になるわけです。特に締切直前の状況では、1日が麻雀の1巡 に匹敵すると言われています。 「くそぉ、締切まであと3巡しかない。なんとか上がらねば…」 こんな状況の時によく使われるのが、上家から図面をチーしてテンパイに持っ ていくという戦法です。まあ、図面のチーぐらいは時々あることなんですが、 中には図面はおろか本文の一部まで他家からポン・チー鳴きまくって無理やり 上がりに持っていくという例も見かけます。 さらに、どうしても締切までに仕上がりそうにない場合、とりあえず形だけ はそろえて提出するという形式テンパイも時々見かけます。「この八万が五万 なら三色同順で上がれるのに…」という時、一時的に形式テンパイで提出し、 後で五万を探して八万と差し替えるという、なかなか豪快な技に出ることもあ るようです。 [Part 3] 上がり役とその評価 このような幾多の苦闘を経て作られた卒論の上がり役、そしてその評価もま たさまざまです。安い手もあれば高い手もあります。難しいテーマに挑んだ割 に評価が低い場合もあれば、指導教官からポンした役牌のみであるにもかかわ らず、ドラが山ほど乗って点数が高かったなんていうこともあります。もちろ ん、配牌の善し悪しにも大きく左右されるので、その結果だけを見て評価して はいけないでしょう。卒論も麻雀と同じように、その過程が重要であると思わ れます。 #もちろん、上の文章中の「卒論」は「修論」等に読み替え可能です。 #うっ、私にも修論が…、ううむ気分は二向聴。 =============================================================================== [名前] 法林 浩之(ほうりんひろゆき) [所属] 大阪大学 基礎工学部 情報工学科 スーパー柏原研究室 修士2年 [住所] hourin@ics.osaka-u.ac.jp 「これは?」「今度事務室に入るMac」「おお、これで事務室でもゲームができるぞ」 ===============================================================================